アレルギー性皮膚炎の種類

allergic1アレルギー性皮膚炎とは一般的にアトピー性皮膚炎をイメージされると思います。

では、そもそもアレルギーとは何なのか?

ウィルスや細菌が人間の体にとって、害などがある異物、主に危険とされるモノが体内に侵入した際、それを撃退する生理現象を免疫反応と言われています。

この免疫反応が普段、人のからだに無害な異物とかでも過剰に反応してしまい自分のからだを傷つけたり症状がアレルギーとよばれています。

そんなアレルギーの症状ですが、学術的な用語を使えば、主に皮膚の炎症でかゆみ、疼痛、熱感、発赤、腫脹などがあるそうです。

それらアレルギー性の皮膚炎や皮膚疾患の改善には視診と問診がとても大切です。それは観察と問診による原因の推定が重要だからです。アトピー性皮膚炎でいえば体の広範囲にわたって慢性の湿疹皮膚炎が見られたり、または家族や本人に喘息やアレルギー性鼻炎を患った方もその可能性があります。子供だけではなく、成人、高齢になってからも発症したりするそうです。

その原因とも言われる因子を特定するのに皮膚生検、リンパ球幼若化試験、特異的IgE抗体検査、プリックテスト、貼付テストといったいろいろな検査があります。

【それぞれの詳しい検査内容】

皮膚生検とは、病変の一部(米粒大程度)を局所麻酔後に切除して組織標本を作製し、皮膚病理組織反応を診断する。

リンパ球幼若化試験とは、アレルギー性薬疹などの原因被疑薬と血液中のリンパ球の反応を測定する。 

特異的IgE抗体検査とは、アレルギー反応引き起こす生活環境アレルゲンに対する血液中のIgE抗体濃度を測定する。

プリックテストとは、抗原溶液を針で傷つけた皮膚にたらして15 ~ 30分後に同部の腫れ・赤みの有無を判定する。 

パッチ(貼付)テストとは、抗原物質を正常皮膚に貼付して48時間後に同部が発赤するかを判定する。

 

つづく